こんにちは、大家族ママです。
今日は、子供どうしの喧嘩についてお伝えしたいと思います。
兄弟げんか、姉妹げんかは、兄弟がいる家庭では付き物です。
「こんなに仲が悪くて大丈夫なのか?」
「もうずっと仲が悪いままなのか?」
「なぜこんなに仲が悪いのか?」
数分後にはケロっと仲直りして一緒に遊んでいたりもしますが……親としては心配になりますよね。
我が家のように子どもの人数が多いと、それこそ毎日のように誰かが誰かと揉めています(笑)。
さっきまで仲良く遊んでいたと思ったら、数分後には、
「お姉ちゃんが取った!」
「妹が勝手に使った!」
「もう一緒に遊ばない!」
などと大騒ぎ。
ところが、またしばらくすると普通に一緒にテレビを見ていたりします。
親からすると、
「結局、仲が良いの?悪いの?」
と不思議になります。
そこで今回は、前回の記事、
「生まれ順で子どもの知能は決まる!?大家族の子どもたちの成績は?【調べてみた】」
でも少し触れた「生まれ順」に続いて、今回はさらに一歩踏み込んで、
「兄弟の年齢差によって、仲の良さは変わるの?」
という疑問を、実際の研究論文を調べてみました。
アドラー心理学では「生まれ順」が性格に影響すると考えた
生まれ順で子どもの知能は決まる!?大家族の子どもたちの成績は?【調べてみた】でもお伝えしたように、アドラー心理学では、生まれ順によって子どもの性格形成に違いが生じると考えられています。
アルフレッド・アドラーは、フロイトやユングと並んで、心理学の歴史に大きな影響を与えた人物の一人です。
特にアドラーは「きょうだいの中でどのような立場にいるか」が、子どもの性格や人間関係の形成に影響すると考えました。
長子、次子、末子、一人っ子など、それぞれ置かれる環境が違うため、その違いが性格にも影響するという考え方です。
ただし、ここは注意が必要です。
現在の心理学研究では、
「長子だからこういう性格」「末っ子だからこういう性格」
と単純に決められるほど、出生順位の影響が強く一貫しているわけではありません。
アメリカ心理学会(APA)の心理学辞典でも、出生順位については長年研究されているものの、心理的な結果に対する「強く一貫した効果」は支持されていないと説明されています。
つまり、
生まれ順は影響する可能性があるけれど、それだけで子どもの性格や兄弟関係が決まるわけではない
というのが、現在の研究に近い考え方です。
では、「兄弟の仲の良さ」はどうでしょうか?
兄弟の年齢差は「近いほど仲良し」なの?
ここが今回、一番知りたかったところです。
例えば、
1~2歳差
年齢が近いので、同じおもちゃで遊んだり、同じテレビを見たり、同じような遊びを楽しめます。
一方で、
「私も!」
「僕も!」
と競争になることも多そうです。
お父さん・お母さん、時にはおじいちゃん・おばあちゃんを取り合うこともありますよね。
3~4歳差
上の子が少し成長しているので、下の子の面倒を見ることもできます。
一方で、上の子は幼稚園や小学校、下の子はまだ未就園など、生活リズムが違ってくるため、同じ遊びをする時間は少なくなるかもしれません。
5歳以上の年齢差
兄弟というより、「お兄ちゃん・お姉ちゃんが小さな弟・妹をかわいがる」という関係になることもあります。
その反面、年齢が離れているため、同じ遊びをする機会そのものは少なくなる可能性があります。
こう考えると、
年齢が近い=仲良し
とも言い切れません。
実際の研究でも、兄弟の年齢差が大きいほど、必ず仲が悪い、あるいは必ず仲が良いという単純な結果にはなっていません。
「何歳差が一番仲が悪い」という答えはある?
ここは、かなり気になっていたところです。
「2歳差はケンカが多い」
「3歳差が一番大変」
「4歳差は仲が悪くなりやすい」
など、子育てをしているといろいろな話を耳にします。
しかし、研究論文を調べてみると、
「○歳差が一番仲が悪い」
と断定できるような、単純な答えはありませんでした。
むしろ研究者は、
- 年齢差
- 出生順位
- 性別
- 子どもの年齢
- 親子関係
- 親の温かさ
- 家庭内の葛藤
など、いろいろな要素を組み合わせて兄弟関係を調べています。
つまり、
「何歳差だから仲が悪い」というより、「その兄弟がどのような関係を築いているか」が重要
ということなのです。
年齢が近い兄弟は「仲良し」なのか「ケンカが多い」のか?
面白いのは、兄弟関係には、
「親密さ」と「葛藤」の両方が存在する
ということです。
例えば、年齢が近い兄弟なら、一緒に遊ぶ機会が多くなります。
一緒に遊ぶから仲良くなる。
でも、一緒に遊ぶからこそ、
「それ私の!」
「順番守って!」
「今度は僕!」
とケンカも増える。
つまり、
ケンカが多い=仲が悪い
とは限らないのです。
むしろ、接触する機会が多いからこそ、ケンカも仲直りも多いという可能性があります。
兄弟関係の研究では、「warmth(温かさ・親密さ)」と「conflict(葛藤)」という指標それぞれを別々に測定することがよくあるようです。
つまり、親密さと衝突は、その子達の中で同時に起こり得るとも言えるのではないでしょうか。
親から見ると、
「毎日ケンカしているから、あの2人は仲が悪い」
と思っていても、子ども本人たちにとっては、
「ケンカはするけど、お姉ちゃんのことは好き」
ということが十分にあり得るわけです。
これは我が家の状況を見ると本当にそうです。
いや・・・もうホンっっっっっトに(笑)
さっきまで大喧嘩しとったやん!!というタイミングで一緒にゲラゲラ笑いながら遊んでいたりします😅笑
兄弟の仲の良さは成長すると変わる
さらに興味深い研究があります。
024年にオンライン公開され、2026年3月発行の『Developmental Psychology』に掲載された研究では、201家族を対象に、兄弟姉妹の親密さや葛藤が7歳頃から30歳頃までにどのように変化するのかを調べています。
研究者は兄弟間の「親密さ」と「葛藤」が、成長とともにどのように変化するのかを調べています。
その結果、兄弟の親密さは、
子ども時代から思春期前後にかけて低下し、その後、20代半ばにかけて再び高まる
という変化が見られました。
一方、兄弟間の葛藤は、子ども時代には比較的安定していたものが、思春期から若年成人期にかけて減少していく傾向がありました。
これ、子育て中の親としてはちょっと安心しませんか?
今、兄弟で毎日のようにケンカしていても、
「このまま一生仲が悪いのでは?」
と考える必要はないのかもしれません。
子どもが成長すれば、兄弟関係そのものが変化する可能性があります。
小学生の頃は、
「お姉ちゃんなんて嫌い!」
と言っていたのに、大人になったら一緒に旅行に行ったり、困ったときに相談したりする。
そんな兄弟も珍しくありませんよね。
長子と末子は本当に仲が良い?
では、大家族なら気になる、
「長子と末子は仲良くなりやすいの?」
についても調べてみました。
残念ながら、
「長子と末子は特に仲が良い」
と断定できるほどの研究結果はありません。
ただし、出生順位によって兄弟関係の中での役割が違うことを示す研究はあります。
例えば、年下の兄弟は年上の兄弟をモデルにして、その行動を真似することがあります。
一方、年上の兄弟は年下の兄弟とは違う自分を作ろうとすることもあります。
つまり、
兄弟の中で「年上」と「年下」では、同じ兄弟関係でも立場が違う
ということです。
また、出生順位によって、兄弟との葛藤や親密さの表れ方が異なることを示した研究もあります。
ただし、これも、
「長子だから仲が悪い」
「末子だから甘えん坊で兄弟と仲が良い」
というほど単純なものではありません。
実は「親の接し方」がかなり大切
今回、いろいろな研究を読んでいて、私が一番「なるほど」と思ったのがここです。
兄弟の仲の良さを考えるとき、年齢差や出生順位だけではなく、
親が兄弟それぞれにどう接しているか
が大切だということです。
例えば、
「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい」
「弟は小さいんだから譲ってあげなさい」
「お兄ちゃんはできるのに、どうしてあなたはできないの?」
というような、兄弟間の比較。
親としては、つい言ってしまうことがあります。
でも、子どもからすると、
「自分はいつも我慢させられる」
「弟ばかりかわいがられている」
と感じてしまうことがあります。
研究でも、親子間の温かさや葛藤は、兄弟の親密さや葛藤と関連していることが示されています。
だからこそ、
「兄弟を平等にする」だけではなく、「一人ひとりを大切にする」
ということが重要なのかもしれません。
大家族の場合は、もっと複雑!
ここまで調べてみて、大家族ママとして思ったことがあります。
子どもが2人なら、
「お兄ちゃんと妹」
という1組の兄弟関係ですよね。
でも、我が家のように子どもがたくさんいると、話は全然違います。
例えば7人きょうだいなら、兄弟関係は1組ではありません。
長女と次女。
長女と三女。
長女と四女。
次女と三女。
次女と四女……。
それぞれ年齢差も違えば、性格も違います。
同じ家庭で、同じ親に育てられているのに、
「この2人はすごく仲が良い」
という組み合わせもあれば、
「この2人は顔を合わせればケンカしている」
という組み合わせもあります(笑)。
そして、そんな2人が数年後には立場が逆転していたりもします。
だから私は、大家族で子どもたちを育てていると、
「兄弟の仲の良さは、年齢差だけでは説明できない」
と実感します。
結局、兄弟は何歳差が一番仲良し?
今回、研究論文を調べてみて分かったことをまとめると、
「○歳差が一番仲良し」という明確な答えはありませんでした。
1~2歳差なら、一緒に遊ぶ機会が多い一方で、競争やケンカも起こりやすい。
3~4歳差なら、年上の子が年下の子を助ける関係も生まれやすい。
5歳以上離れていれば、競争は少なくなる一方、生活する世界が違ってくることもある。
つまり、それぞれにメリットもあれば、難しい部分もあります。
そして何より大切なのは、
年齢差そのものより、兄弟がお互いをどのように捉えているか、そして親子関係がどうであるか。
ということなのだと思います。
まとめ
兄弟げんかが多くても、そんなに心配しなくていいのかも
今回調べて、一番ホッとしたのはここでした。
子どもたちがケンカをしていると、
「この子たちは仲が悪い」
と思ってしまいがちです。
でも、兄弟関係には「親密さ」と「葛藤」が同時に存在します。
仲が良いからこそ、遠慮なく言い合えることもあります。
そして、子どもの成長とともに兄弟関係も変化していきます。
今は毎日のようにケンカをしていても、
10年後には、
「昔はあんなことでケンカしてたね(笑)」
と笑っているかもしれません。
我が家でも、今はケンカばかりしている組み合わせがあります。
でも、これから子どもたちが大きくなったとき、どんな兄弟関係になっていくのか。
それを見るのも、大家族の母親としての楽しみの一つなのかもしれません。
兄弟げんかが多い=兄弟仲が悪い、とは限らない。
今回、論文を調べてみて、私はそんなふうに考えるようになりました。
これからも我が家の子どもたちを観察しながら(笑)、
「生まれ順」
「年齢差」
「兄弟姉妹の性別」
「子どもの性格」
などによって、兄弟関係にどんな違いが出てくるのか、実体験も交えながら紹介していきたいと思います。

終わりになりましたが、あくまで私が調べた結果や我が家の状況を示したものです。
誰かを批判したり貶めたり、傷付けたりする意図は全くありません。
これからも、このブログでは大家族ならではの家事・育児事情や、実際にやってよかった節約方法、便利だったアイテムなども、実体験を交えながらご紹介していきたいと思います。
同じように毎日の家事・育児に奮闘しているパパやママに、「うちだけじゃなかった!」とクスッと笑ってもらえたり、お役に立てたら嬉しいです。
また、コメントやイイねを頂けると大変励みになります。
これからも頑張って更新していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
※この記事では、研究で確認されている傾向を紹介しています。兄弟の仲の良さには、年齢差や出生順位だけでなく、性格、家庭環境、親子関係など多くの要因が関係するため、「○歳差なら必ず仲良くなる・仲が悪くなる」と決めつけるものではありません。


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